年明けに行う伝統行事「鏡開き」&「小正月」とは
元日から三が日をお正月気分でゆっくり過ごした後に仕事が始まるため、お正月は1月1日から3日まで、という印象をお持ちではありませんか?実は1月3日以降にもお正月の伝統的な行事がたくさんあります。お正月を最後までめでたく終わらせるために、今回は松の内明けに行うとよいことをご紹介します!
鏡餅はいつ食べる?松の内の後に行う「鏡開き」とは
鏡開きとは、正月に神様や仏様に供えた鏡餅を下げて食べることで、年神様の力を授けてもらい、無病息災を願う行事です。松の内を1月7日とする場合は11日、1月15日とする場合は15日に行うことが多いといわれています。
鏡開きの由来は江戸時代、武家の間で広まったとされていますが、「刃物で切る=切腹」を連想させて縁起が悪いため、木槌などで割ることになったといわれています。ただし「割る」という言葉も縁起が悪いため、末広がりを意味する「開く」を使うようになったようです。

<硬くなった鏡餅を簡単に柔らかくする方法>
①餅を半日ほど水に漬ける
②ラップをかけ、様子をみながら電子レンジで手でちぎれる硬さになるまで加熱する
③少し冷まして、手でちぎる
食べ物にまつわる行事が多い!?「小正月」とは
元日を「大正月」と呼ぶのに対し、1月15日、または14日~16日までの3日間を「小正月」と呼びます。
<小正月に行うこと>
①どんど焼き
正月飾りなどを燃やし、年神様を見送る意味がある。この火で焼いた団子や餅を食べると1年を健康で過ごせるともいわれる。
②小豆粥を食べる
小豆には災いを払う力があると信じられており、小豆粥を食べることで邪気を払い、無病息災を願う。
③餅花(もちばな)を飾る
小さく切った紅白の餅や団子を柳や榎などの枝に刺して稲穂に見立て、五穀豊穣を祈念して飾る。

炊飯器でつくれる♪オススメかんたんレシピ「餅入り小豆粥」
〇材料(4人分)
・米・・・1合
・小豆・・・60g
・餅・・・2個
・水・・・適量
・塩・・・適量
〇作り方
1.米を研ぎ、ざるに上げて水気を切る
2.小豆をさっと洗い、鍋に水と小豆を入れ、沸騰するまで煮る
3.鍋の水を一旦捨て、再び水を加え、アクをとりながら小豆が柔らかくなるまで煮る
4.鍋の中の小豆をすくって一旦器に移し、余った煮汁を冷ます
5.炊飯釜に米を入れ、煮汁を「おかゆ」の目盛りにあわせて注ぎ、30分程浸漬する
6.炊飯釜に小豆と塩を加えて、混ぜる
7.「おかゆモード」で炊飯し、蒸らす
8.餅を6等分に切り、焼く
9.炊けた小豆粥を盛付け、餅をトッピングする
